ネタ作りな旅ブログ

2015年4月から海外長期旅行中、思ったこと、考えたことの記録。
いつか歳をとったときに、振り返るためのブログ。

インドネシアで失敗から学んだこと

こんにちは。



今、私はミャンマーはヤンゴンにいます。



インドネシアでは毎日色々な問題の対処に追われてブログを書く心の余裕がなかったのでミャンマーに来て忘れないうちにまとめておこうと思います。



これから書くことは私の不注意、無防備、おっちょこちょい、バカ、以上のことが引き起こした問題なので、インドネシア人みんなこうなんだと思わないでください。
当たり前ですけど1つのケースにすぎませんので。



インドネシアのジャカルタに着いて5日くらい経った頃、私は一番メインで使ってて、海外旅行保険なども付帯しているクレジットカードを無くしました。


戻ってくるわけもなく、そのクレジットカードは利用停止、再発行をかけて、友達に日本の住所からジャカルタまで送ってもらうことにしました。



そんな中、2日後のバリ行きは決まっていたので、メインのクレジットカードを紛失したままバリに向かうことに。


バリに行ってみると、海はとんでもなく綺麗、じゃないし、アホみたいにがやがやしすぎて落ち着かない。



バリがそんな感じだったので、インドネシア人の友達、宿のスタッフにおすすめされた バリ島の近くの島であるギリという島に行くことを決めました。



それを私がジャカルタ滞在中に知り合ったインドネシア人のロミになんとなく連絡。 おすすめしてくれたギリに行くことにした、と言うと、
まじか、俺も行く。と言われました。



というわけで、その人は別に普通にいい人だと思ってたので、
普通に了承して、ギリで彼と合流。



なんとなく一緒に観光して、2日くらい経った頃、
『キャッシュカードの暗証番号を3回間違ってATMにキャッシュカード吸い込まれた』
『今現金が手元にない』
『俺ネットバンキングで海外送金できないから俺の友達に頼んでjuriの口座にお金送金するからその分の現金俺に頂戴』
『海外送金には1週間かかるらしい、だから今ネットで残高照会しても繁栄されてないと思う』 


とロミに言われました。



てかわざわざそんなトリッキーなことしなくても普通にご飯とか奢るのに。とか思いつつ、



日本円にして約1万5000円程度の現金をATMでおろして彼に貸すことに。


そんな中私が持ってた海外キャッシング可能なクレジットカードの海外ATMでのキャッシング利用可能枠が上限に達してしまって
私はその時手元にあった現金で今月末まで生活していかないといけないことになりました。



ギリという島は警察もいない、交通手段は馬車かチャリみたいな島なので、もちろん宿代もクレジットカードでの決済ができません。全部現金です。 



それに加えて、私は ・別のクレジットカード ・学生証 ・保険証 ・運転免許証 ・日本円1万5000円を紛失します。


何度も言いますが、ギリには警察は駐在してないので頼るところはありません。



私はそれらをまとめて入れていたパスケースみたいな物を宿の自分の部屋から外に持ち出した記憶がないし、部屋には、ルームサービスとか毎日部屋掃除してくれるサービスもついてないので不思議だなーとか思いつつ、再びクレジットカード利用停止して、頼みの綱であった日本円を紛失したことに落胆してました。



バリ島からジャカルタまでの航空券をもう既に手配していたので私は宿代やら何やらをなんとか払い終えて、ロミから借りてた少しのお金も返してバリに帰ることに。



彼は彼のキャッシュカードを再発行してもらってそれをギリに届けてもらうように手配していたのでギリでキャッシュカードを受け取るまではジャカルタに戻れないとのこと。



しかも、週末のフルムーンパーティーに行きたいからまだ戻りたくないとのこと。


仕方ないなと思いつつ、またジャカルタで会う約束をしてギリを出てジャカルタに戻りました。



私はその時点で、まさか騙されてるなんて思いもしなかったんです。
もうこの時点でアホですよね。



ジャカルタに戻ってこの話をなんとなく人に話したり、
この文章を書いてて、なぜ気づかなかったのか自分でも不思議です。笑



10日間くらい一緒にいて、 本当にロミのことをいい人だと思ってたし、
まさか一番親しくしてる人がそんなところで嘘ついてるなんて想像もしなかったんですよね。



ジャカルタで 『お前それ騙されてんじゃん!』って言われました。


・まず、インドネシアでインドネシアを旅行してるような余裕のあるやつがキャッシュカード1枚で生活してるはずがない。


・インドネシア人で、インドネシア旅行してるなら日本人旅行者じゃなくてインドネシア人にお金借りるでしょ。


・部屋に入ったのがロミしかいなくて、盗まれた物を部屋の外に持ち出してないならその盗まれた物はロミかもしくは宿のスタッフしか盗めない


・しかも、物がなくなったって言って、最初に自分のバッグを開けて見せて来るとか不自然すぎるでしょ


・海外送金ならレシートとかなんか証明する画面があるでしょ、それに海外送金に1週間もかからないから


とまあこれの他にもごもっともとしか言えない正論の数々でした。笑



ただ、私は、それでもロミを半ば信じていたし、そこんところどうなのか本人に確認したくて、会いたいから早くジャカルタに戻ってきてよと連絡をとり続けていました。



だがしかし、 キャッシュカードが届かないのでまだギリを出れないの一点張り。
再発行に何日かかってんだよとか思いつつ、結局、1週間以上経っても私の口座に海外からお金が入ってきた形跡はなく、ロミがジャカルタに戻ってくる前に私はジャカルタを出る日になりました。



てか普通にお金貸してって言えば良かったのに、とか、
一番最初に疑われるの自分だってわかってるのに普通盗まないでしょ、とか、



ジャカルタに戻って話していたら ある1人の日本人に こう言われました。



『それは樹里ちゃんの ”普通” でしょ?』
『みんなの “普通” ではないよ』



落ちてる財布を拾って、『これは誰かのものだから交番に届けよう』 と思う人もいるけど、
『ああ、これは神からの恵みだ』 と思って自分のポケットに入れる人もいる。



その時私はどちらが悪いとか、良いとかそういうことじゃなくて、
なるほどな、と思いました。



“普通” なんて人それぞれ そもそも ”普通” なんて存在しない。
それが悪いかどうかは自分で決めている。



自分の中の “普通” と比べて驚いてるだけでした。



私はインドネシアで色んなことを学びましたが、身を以て経験して、心に染みた言葉の中の1つがこれです。



全てのことに対して、 いつも自分の中の “普通” っていうフィルターを通して物事を見ていたなと思いました。



まあ、私は今後財布拾っても交番に届けますけどね!笑






以上です。




樹里

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